里山再生活動とオオムラサキ保護施設を視察
更新日: 2015年08月06日
7月25日(土)、授業「地域に学ぶ」は茅野市にある小泉山(こずみやま)の現地視察をしました。小泉山体験の森創造委員会のみなさんのご案内で、中沢口から登山開始。
登りながら、さまざまな遺跡や多種多様な植物に触れ、最後は山裾にあるオオムラサキ保護施設を視察しました。
万緑の中を山頂まで登山
台風明けのスカッとした天候の下、万緑の中を山頂まで登山しました。
主に、遺跡などについては委員長の長田芳男さんが、植物などについてはガイドスタッフ部会長の根岸一幸さんが熱心説明してくださいました。
山頂までの登山道にある遺跡
昔から小泉山は信仰の山でした。見晴らしのきく所からは富士山も見えます。
山頂で昼食をとってから下山
富士講と御嶽講
江戸時代からの富士講が小泉山を富士山に見立てて富士浅間神社を祀っています。また、御嶽講の遺跡もあります。
愛宕様と秋葉様
理科大を見下ろせる所には愛宕様と秋葉様が祀られていました。また、そこで美しいタマゴダケを発見しました。
いよいよオオムラサキの保護施設
国蝶のオオムラサキが発見されてできた、小泉山の麓にある保護施設を訪れました。卵から成虫までの生態を観察できました。
オオムラサキ部会長の石山功さんと元委員長の永吉桃介さんから、この施設ができるまでの経緯や今後の課題などについて詳しい説明をしていただきました。
国蝶・オオムラサキ
オオムラサキは小泉山では絶滅したのではないかと思われていましたが、生き残っていることがわかり、保護活動が開始されています。
保護施設内では、卵、幼虫、さなぎ、成虫すべての生態を見ることができました。成虫は、腐ったバナナやパイナップルにたかってその汁を吸っていました。