教員紹介
石井 隆生 教授
研究内容
金属の酸化物を合成しその電気的特性を調べて新しい機能を有する材料の探索を行っています。X線回折法を用いて元素の配列(結晶構造)を知るとともに、電気的特性を測定して、その性質が結晶構造とどのように関連しているかを研究しています。
大島 政英 教授
研究内容
磁気浮上を利用した長寿命・メンテナンスフリーの次世代型モータを開発しています。モータの回転軸を支えるにはベアリングが必要ですが、ここに磁気を活用し非接触にすることで機械ロスを軽減し、高効率を実現します。今後、大きなイノベーションが期待されるテーマなので研究室では企業との共同開発も多いですね。学生は必ず企業の技術者とのミーティングに出席して実践的な学びを体験できるよう指導しています。
北村 正司 教授
研究内容
総発電量の約半分がモータによって機械エネルギーに変換されています。このことから、モータ効率の向上が省エネ、地球温暖化防止の観点で重要であると言えます。また、電気自動車や産業用のモータには、希土類元素を主成分とする高性能の永久磁石が適用されています。こうした元素の埋蔵量には限りがあることから、大切に使わなければなりません。当研究室では省エネ、省資源に貢献することを目的に、磁界、熱、振動などの複合現象の解析と数理計画法による最適化を組み合わせ、電気機器の高効率、小型化技術(限界設計技術)を研究しています。電機メーカで長年働いた経験も皆さんに是非伝えたいと考えています。
清水 俊治 教授
ヒューマン・サイエンス
研究内容
高度な医療や介護によって安全に暮らし、便利な製品を使い、豊かな環境で生活するためには、我々、ヒトの生体制御特性、運動特性、感覚特性、認知特性、脳の仕組みなどを計測し、理解することが大切です。これにより、高度な医療診断装置や使いやすい福祉機器を開発し、暮らしやすい環境を設計します。
平田 幸広 教授
研究内容
バーチャルリアリティを実現するウォークスルーの研究を行っています。これは、バーチャルな世界のなかを自由に動き回れる環境のこと。前方と左右の3つの面をスクリーンで囲んで実写画像を投影、人の視点に合わせて画像を追従させて動かすことで臨場感ある仮想空間を実現します。現在はこの技術を交通安全の教育に活用、交差点や走っている車を実写で投影し、車や飛び出しの危険などを子どもたちに指導するウォークスルーを開発しています。
平田 陽一 教授
研究内容
太陽光発電は新再生エネルギーの主役として急速に普及しつつあります。しかし、現行の太陽電池は技術的な要素だけではなく、長期使用による出力低下や故障、導入コストなど、さまざまな課題を抱えています。そこで私の研究室ではシステム全体を監視して総合的に出力向上、コスト削減を目指した研究を展開。実際に使用する際に必要となる故障診断や出力特性分析・解析、エネルギー交換効率の向上などに取り組んでいます。
福田 幸夫 教授
研究内容
集積回路は、スマホやデジタルカメラなどすべての電子機器の頭脳と言われています。現在はシリコンが材料ですが、私たちはその代わりにゲルマニウムを使った次世代集積回路の研究開発に挑戦しています。ゲルマニウムだと超高速・低消費電力化が実現でき、電子機器の進化に大きく貢献できます。現在はゲルマニウム集積回路を実現するうえで必須となる要素技術のなかから重要なテーマを選択して研究を進めています。
松江 英明 教授
無線通信・ネットワーク
研究内容
スマホやタブレットなど急速に進化する携帯電話システムの通信技術について研究しています。通信速度の高速化、快適に動画などを伝送するアクセス制御、どこでも通信できるアドホックネットワークなどを開発、また安曇野地域における次世代移動通信システムによるサービス実証実験にも取り組んでいます。いずれも最先端分野であり、やりがいある研究フィールドです。学生たちにはフロンティア精神をもってあきらめずに最後まで挑戦し続けるよう指導しています。
水野 秀之 教授
研究内容
人と機械の間をコンピュータを用いて対話的にとりもつインタラクションの研究を通して、私たちの生活をより快適で便利に、そして笑顔にする携帯機器の利用方法の研究を行っています。また画像や音声など様々なメディアの内容を分析・理解するためのメディア処理技術を活用することで、地域社会を活性化するような新しいサービスの研究開発にも取り組んでいます。
王谷 洋平 准教授
研究内容
最先端のハイテク電子材料を簡単に作ることを目指します。物理的・化学的な視点から物質・現象をじっくりみつめることで、次世代の電子デバイスを簡単に作り上げるための研究をしています。また、環境に対する優しさも大事なポイントです。
杉田 誠 准教授
ネットワーク
研究内容
コンピュータネットワーク、モバイルネットワークの急速な発展に伴い、セキュリティ技術の重要性が叫ばれています。セキュリティ技術の安全性は暗号の安全性に基づいており、暗号の安全性に関する研究は全てのセキュリティ技術の基本です。暗号技術をベースに安心・安全な社会への研究を行っています。
田邉 造 准教授
スマートフォンアプリ
研究内容
リアルタイムに必要な情報へと処理するディジタル信号処理は、携帯電話やカーナビゲーション等に用いられ、私たちの生活の中にかかせない技術です。この技術を用いたディジタル無線通信、音響信号処理、画像処理等の研究、及びこれを用いた医療分野への応用研究も進めています。
渡邊 康之 准教授
光合成工学
研究内容
究極の太陽光エネルギー利用法は、光合成反応を工学的に応用することです。私の研究室では太陽光の科学的利用(太陽光利用水素燃料生成)、電気的利用(有機系太陽電池)、生物的利用(光合成促進技術開発)を3本柱とした、学際的な研究を展開しています。
齋藤 隆 助教
研究内容
酸化ビスマスは融点に近い温度になると電気伝導率が急激に高くなります。この特性を生かすことにより燃料電池として応用できる可能性があります。実用的な観点では、酸化ビスマスに他の金属酸化物を混ぜることにより材料特性が向上します。この材料の結晶構造と電気伝導度の関係について調べます。