飲酒のマナーについて
近年、大学生の飲酒による事故がたびたび発生しています。
アルコールの過剰摂取は急性アルコール中毒を引き起こし、最悪の場合は命を落とすこ ともあります。また、体質的にアルコールを受け付けない人もいます。アルコールの強要は アルハラ(アルコールハラスメント)であり人権侵害にもなります。
学生の皆さんは、飲酒をする場合は下記の点に十分気をつけてください。
【飲酒をする場合の注意事項】
- 1.未成年者の飲酒は厳禁。
- 2.一気飲み等の短時間での大量の飲酒をしない、させない。
- 3.体質的にアルコールを受け付けない人には絶対飲酒を勧めない。
- 4.飲酒の強要はしない。
- 5.飲酒をしたら、自転車や二輪車の運転を絶対しない、させない。
アルコールの酔いの状態
平均的酒量 (例:ビール大びん) |
酔いの状態 | |
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爽快期 | ~1 本 | 気分爽快、陽気になる。皮膚が赤くなり 判断力が少しにぶる。 |
ほろ酔い期 | 1~2 本 | 体温が上がり、脈が速くなる。 理性を失い、手の動きが活発になる。 |
酩酊初期 | 3 本 | 立てばふらつく。 気が大きくなり、大声を出したり怒りっぽくなる。 |
酩酊期 | 4~6 本 | 千鳥足になる。呼吸が速くなる。 何度も同じことをしゃべる。 吐き気・嘔吐がおこる。 |
泥酔期 | 7~10 本 | まともに立てない。意識がはっきりしない。 言語がめちゃくちゃになる。 |
昏睡期 | 10 本以上 | ゆり動かしても起きない。 大小便はたれ流しになる。 呼吸はゆっくり深い。死亡 |
参考資料:財団法人アルコール健康医学協会「飲酒の基礎知識」
急性アルコール中毒の症状は、吐き気、嘔吐、めまい、動悸、血圧低下、意識障害です。
体を動かしたり、つねったりしても反応がなければ危険な状態です。
応急措置とともに、ためらわずに救急車(119番)を呼びましょう!!
アルコール中毒が疑われる人の救護方法
- 1.絶対に一人にしない。
- 2.衣服をゆるめて楽にする。
- 3.体温低下を防ぐため、毛布などをかけて暖かくする。
- 4.吐物による窒息を防ぐため、横向きに寝かせる。
- 5.吐きそうになったら、抱き起さず横向きの状態で吐かせる。
参考:アルコール健康障害対策ページ(厚生労働省HP)
ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)HP