【重要なお知らせ】後期授業開始(10月1日から)に向けた対応について

更新日: 2021年09月03日

 

学生の皆さん

公立諏訪東京理科大学

 

【重要なお知らせ】後期授業開始(10月1日から)に向けた対応について

 

 感染力の強さや重症化しやすさが指摘されているデルタ株が広がる中で、長野県の確保病床使用率は50%前後で高止まっており、全国的な感染状況も一時期の爆発的な新規陽性者の増加には歯止めがかかりつつあるものの、重症者数は連日過去最多を更新するなど極めて深刻な状況が続いています。

 本学においても、夏期休業前まで感染者ゼロを維持していましたが、夏期休業期間中に学生の感染例が発生(9月3日現在で3例)しており、デルタ株の感染力の強さと夏期休暇期間中の帰省等人流による影響を強く感じています。そして、全国各地から学生が集まる本学にとっては、後期授業開始に合わせて帰省先などから皆さんが一斉に移動し、大学内で活動を開始するこの時期が学内の感染リスクが最も高まる時期であると考えています。

 本学では、今年度対面授業を8割程度実施する方針で学内の感染対策を強化しています。10月1日に開始する後期授業についてもこの方針に沿って実施を予定していますが、そのためにも感染防止対策を強化することが重要であると考えています。具体的な対策は下記のとおりです。

 皆さん自身が感染しないことが皆さんの大事な家族や仲間に感染を広げないことにつながり、このことが地域そして社会の感染拡大を防ぐことにつながります。皆さんの理解と協力がどうしても必要です。各自がしっかりと内容を理解したうえで、行動することを強く望みます。

 

 

1.後期授業開始に向けて

 皆さんが授業受講のため大学近辺に“県境をまたいだ移動”をすることは必要不可欠であると考えます。しかし、感染リスクを最小に抑えて移動することが重要と考えます。ついては、以下の内容を確認し、各自対応してください。

 

(1)帰省している学生は、9月16日(木)(授業開始10月1日(金)の2週間前)までには、大学通学エリアの居住地への移動を完了させるよう強く要請します。さらに、移動する前後2週間の健康観察を行うと同時に、この期間に“会食”等感染リスクが高い行動を行わないことを強く要請します。

 

【理由】

 他地域由来の感染をこの地域に持ち込ませない、広げない。更に、大学内での感染拡大を防ぐ。

・移動2週間前からの各自の感染リスクを避けた行動と健康観察により、この地域への感染の持ち込みを最大限に防ぐ。

・移動後2週間の感染リスクを避けた行動と健康観察で、地域への感染拡大を最大限に防ぐとともに、この地域内での感染リスクを低くし、大学内への感染の持ち込みを防ぐ。

 ※ 職域接種でのワクチン接種者は、接種2週間前までの移動について既に要請済です

 ※ 9月の修学指導期間(9月29日、30日)については遠隔対応とします

 

(2)緊急事態宣言発令地域など、特に感染者数が多い地域での滞在後に移動をする場合には、長野県へ移動する前の3日以内にPCR 検査を受ける(検査費用は自己負担)ことを推奨します。PCR検査による早期の発見は重症化のリスクを下げます。なお、検査の結果はあくまでもその時点のものであるため、陰性であった場合でも行動は慎重にしてください。

 

(3)大学が学生の感染状況をしっかりと把握し、適切なアドバイスをするためには、皆さんからの報告が必要不可欠です。よって、体調不良や濃厚接触者の特定、コロナ陽性者確定等の状況を大学に対して確実に報告することを強く要請します。

 

(4)現段階では10月1日からの対面授業開始を目指して大学は準備を進めます。しかしながら、全国的な感染状況及び本学学生の感染状況等により、大学に登校することによって学内での感染が確実に拡大するであろうと想定されるような状況になった場合には、やむを得ず急遽、遠隔授業実施に切り替える可能性があります。

 

2.学内の感染リスクが高いと考えられる場面の感染対策強化

(1)実験授業

 実験授業については、その実施方法の特性から感染リスクが高まる場面であると考えます。パーテーションやCO2測定器の設置等の対応はしていますが、それでも実験の各場面において通常授業よりも“学生が近い距離で作業や会話をする必要性”“同じ機器等を複数名で触る必要性”が高いため、感染リスクを低くすることが難しいと考えます。よって、実験授業については、本学のワクチン職域接種(2回目接種)が終了する11月2日の2週間後となる11月中旬までは遠隔授業対応とし、それ以降を対面等の通常運用に移行することとします。

 

(2)食堂

 黙食の推進、パーテーションの設置を継続し、座席数制限を強化する等マスクを外し会話する可能性が一番高まる場面での会話チャンスを減らすことで感染リスクを下げます。

 

(3)4号館の小教室

 小教室について廊下に面する壁を取り払い、常に換気状態が良く教室内が見える状況とします座席数も現状より少なくすることで、密状態を作ることができない環境とします。

 

(4)通学バス

 大学から通学バス運行会社であるアルピコ交通に対して、感染症対策の徹底(乗車定員の6割程度未満での運行や換気、消毒など)について改めて要請します。

 

3.ワクチン接種の推進

(1)皆さんのワクチン接種状況を把握するために、全学生に対して、ワクチン接種に関する匿名のアンケートを実施します。

 

(2)ワクチン接種率向上を目指し、こまめな情報発信を行います。ワクチン接種率の向上により、感染爆発が起こりにくい集団の形成を目指します。

 

4.その他

(1)感染対策として効果が高いとされる不織布マスクの使用を強く推奨します。

 

(2)研究室における研究活動(大学院生や卒業研究生)については、今までどおり研究指導教員の指導に基づき感染対策を徹底してください。

 

 

以上