内藤 容成講師 Hiroaki Naito

教員紹介

研究キーワード

現代アメリカの文学と文化、ポストコロニアリズム、ベトナム戦争文学

研究内容

現代アメリカの文学と文化を研究しています。現在は主に以下二つのテーマの研究に取り組んでいます。

1. ベトナム戦争の記憶:これまでの研究では、ベトナム戦争が合衆国の社会と文化に与えた影響を、2007年までに出版された代表的なベトナム戦争小説を精読することで検証しました。今後は、ベトナム移民系作家が描く戦争の記憶を読み解くことで、戦争のレガシーが現在のアメリカ社会が抱える諸問題に対してどのような示唆を与えうるのかを考えます。

2. 現代アメリカ社会の分断と文学:現在の合衆国はかつてないほど政治的な分断が進んでいるといわれています。このような現状の中、宗教、ジェンダー、エスニシティ、経済格差など、異なる価値観や立場の対立を乗り越えて人々が連帯するためのビジョンを現代の文学は提示することができるのか、トランプ政権下の合衆国を舞台にした小説を題材に考えます。

研究から広がる未来

社会が抱える諸問題に対して、作者が虚構という手法を通して新たな見方を提示したり、現実とは別の可能性を考えてみたり、時には有りうべき未来のビジョンを示すことができるのが、小説というメディアの特徴の一つでしょう。小説作品 を読み解くことで、現代社会の生きづらさを実存的に理解し、未来のための解決の糸口を考えることができると信じて、研究を続けています。

メッセージ

英語の習得には、継続して学習を行うことが欠かせません。将来どのような目的で英語を使いたいのかイメージをして、その目標に向けて英語に触れ続けてください。公立諏訪理科大学では英語書籍の貸し出しや、授業外の英会話プログラムである英語村や国内ミニホームステイ等のイベントを実施して、学生の継続的な語学習得を支援しています。英語教員もまた、皆さんが英語上達のために利用することができるリソースです。学習上で何か困ったことや相談があれば気軽に相談してください。

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