菊地 輝行准教授 Teruyuki Kikuchi
教員紹介
研究キーワード
自然災害予測・分析・対策,クロステイメント・コンピューティング,地理情報システム
研究内容
研究内容は、3つの分野に分かれています。「自然災害予測」「社会基盤工学」「地域課題解決」です。
気象変動による災害事象の規模・発生確率は,過去に比べて大きく変化しています。社会基盤の継続的な安定は、膨大なデータを効率よく管理・解析する必要があることが分かっています。しかし、目的に合わせた運用・活用や一般への理解は途上です。そこで、私の研究室では、空間情報データ(数値データ、画像・映像・言語、これらの時系列情報)について、データの寄与条件やデータが有効に使われる条件を、計測データの取得情報や必要とされるニーズとの適合性から考察を進めます。具体的には、地域・個人にオーダメイドされたハザードマップや災害速報などを得ることで社会に貢献します。
研究から広がる未来
情報応用工学科を卒業したら、コンピュータにかかわるエンジニアの道しかないと思っていませんか? とんでもない!社会では皆さんのような情報工学のプロを要望しています。それは特に社会基盤分野であるエネルギーや鉄道などのインフラ,建築建設,土木地質,空間情報など,様々な分野で皆さんの社会での活躍を期待しています。 この期待を感じていただくために、社会人技術者との交流や積極的な学会発表の場を準備します。あなたがなりたい技術者のイメージを模索できると思います。
WEBオープンキャンパス動画
当研究室のWEBオープンキャンパスの動画が見られます。
研究室の様子
研究室は2023年から新設されました。地質・地形情報は防災な情報量を扱うことから、WorkstationやNASによる効率良くセキュリティの高い管理を行っています。またAI研究のために高性能GPUを使用できます。このほか野外調査に必要なドローン、3Dレーザスキャナも活用します。卒業研究(4年次)やゼミ(3年次)においては、一流の社会人技術者との交流を積極的に行い、研究や就職の相談も気軽に可能な場を提供します。また、インドアでの解析だけでなく、必要に応じてアウトドアの現地調査(災害碑、地名の謎、現地聞き取り、地すべり・斜面調査など)も行います。
メッセージ
異常気象は,もう「通常」です!山地の多い長野県だからこそ防災・減災を発信しましょう。
研究室では、社会への貢献が可能かつデータサイエンスの基礎を重視した研究に取り組んでいます。
理学と工学の良い点が融合した新しい情報工学の取り組むことで,立案・計測・調査・解析、自ら考え結論を出す「エンジニアリングの能力」を身につけることができます。この大学・研究室で学びたい・協同したいと思える場を作っていきたいと思っています。
リンク
情報応用工学科 菊地研究室のホームページ
菊地研究室のホームページ
地域連携研究開発機構 防災・減災DX研究部門の紹介
防災・減災DX研究部門