本学教員が公益社団法人日本材料学会支部功労賞を受賞しました。

更新日: 2024年05月28日

本学教員が公益社団法人日本材料学会支部功労賞を受賞しました。

 

[受賞者]

工学部 機械電気工学科 教授 板橋 正章

 

[受賞テーマ]

金属材料の高速引張り特性に関する研究業績ならびに北陸信越支部の発展に対する貢献

 

[受賞内容]

本学機械電気工学科の板橋正章教授は、固体材料の引張り応力-ひずみ曲線におけるひずみ速度効果の評価とその測定精度向上に取り組んできました。高速引張り試験方法であるワンバー法に基づく試験装置を薄板での測定に対応させたことで、薄鋼板構造である自動車の耐衝突安全性の向上に大きく貢献しています。疲労と衝撃の組み合わせによる金属材料の機械的性質の劣化という問題にも取り組んできました。また、環境に配慮した金属材料開発のための新たな評価手法の開発も試みています。

上記のような研究活動の他、日本材料学会では衝撃部門委員会幹事(1996~現在)、同委員長(2016~2017年度)を務めてきました。

北陸信越支部では、表彰制度について県幹事と共に支部長(2021-2022年度)として時間をかけて改善点を探り出し、規程変更と内規制定により授賞に至るまでのプロセスを明文化すると共に一連の作業を円滑化しました。その他の支部活動の活性化についても積極的に取り組み、支部運営に尽力しました。

以上のように、衝撃工学に関する研究業績および北陸信越支部の活性化への大きな貢献は、日本材料学会令和5年度支部功労賞に値するものと評価されました。

 

[受賞日]

2024年5月25日

 

公益社団法人日本材料学会

https://www.jsms.jp/index.html