[CEATEC JAPAN 2014] 研究成果の出展、技術説明員の体験を終えて
更新日: 2014年11月28日
コンピュータメディア工学科 画像・音響・情報分野 田邉造研究室の独自特許・雑音抑圧技術を、幕張メッセで開催されたアジア最大級の最先端IT・エレクトロニクス総合展CEATEC JAPAN 2014 (シーテック ジャパン)に、長野県内企業と共同で雑音抑圧器を出展しました。
出展した雑音抑圧器の開発・設計に関わった名取完君(東海甲府高校出身)がCEATEC JAPAN 2014 の技術説明員として、企業の研究者に研究の説明した様子を報告します。
田邉造研究室独自の雑音抑圧技術をプログラミングによるソフトウェアとして実現し、長野県内企業と一緒に回路設計をしたハードウェアである雑音抑圧モジュールを動かします。
今回の CEATEC JAPAN 2014では、この雑音抑圧器を使ってリアルタイムに
1. 車のロードノイズを消して、カーナビから流れる音声や音楽をクリアーに抽出するデモ
2. 妊婦のお腹の中にいる胎児の心音をクリアーに抽出するデモ
3. 飛行中のマルチコプターからでるモータ音を消して、観測したい対象物の音を聞こえるようにするデモ
4. 携帯電話や補聴器(集音器)など問題となる会話の妨げとなる雑音を取り除くデモ
5. 騒音環境内の工場で雑音を消して、工場内の会話を可能にするデモ
などを体験してもらいました。
CEATEC JAPAN に技術説明員として参加しました。研究室の研究活動や学会活動および共同研究では、多くの業種の研究者と意見交換をすることはあまりないため、新鮮であり!私たち研究室が考えていた雑音抑圧器の使い方以外のニーズやアイディアを得る機会となりました。
加えて、私たちの研究を聞きに来てくれた研究者に、私の技術を説明して十分に納得して頂くことは難しい部分も多々ありましたが、企業の第一線の研究者に『面白いアイディアだね!』、『いいね!』や『すごいね』って言われたときは嬉しかったですし、研究を続けて良かったと思いました。
3年生から続けて来た研究活動はまだ続きますが。。。私たちの研究が日常生活で困っている多くの方々の役に立ち!笑顔になる!そんな新しいカタチになればと思っています。
[関連ページ]
コンピュータメディア工学科 http://www.cs.suwa.tus.ac.jp/
CEATEC JAPAN 2014 の詳しい様子 http://www.cs.suwa.tus.ac.jp/info/info_gakka/20141126_1/
コンピュータメディア工学科の様子 http://www.cs.suwa.tus.ac.jp/campuslife/