資格取得のサポート

1.情報処理関係の資格について

卒業後の進路として情報処理関係に進む学生もいます。情報処理関係に進む学生には、情報処理技術者試験を在学中や卒業後に受けることを勧めています。情報処理技術者試験は、国家が行う資格試験で、経済産業大臣が合格証書を交付します。
経営情報学科の学生が、受験する試験としては、次の3つの試験を勧めています。高校まで全くコンピュータの知識が無くても大学の勉強で、初級シスアドが2年、基本情報処理技術者が3年、ソフトウェア開発技術者が4年の目標となります。ただし、自分で問題集などを勉強する必要もあります。

  • ■初級システムアドミニストレータ
  • ■基本情報技術者試験(昔の情報技術者試験2種)
  • ■情報処理ソフトウェア開発技術者(昔の情報技術者試験1種)

両試験の開催日は、毎年4月と10月の第3日曜日です。
情報処理技術者試験の詳しいことは、情報処理技術者試験センターのホームページで御覧ください。基本情報技術者、初級システムアドミニストレータのほかに、システムアナリスト、ソフトウェア開発者、情報セキュリティアドミニストレータなどの情報処理技術者の役割や試験の内容がわかります。
これらの資格を取得するために、次の授業が開講されています。これらの授業を受けると、自然に資格試験にチャレンジする実力を得ることができます。

1年
  • コンピュータ概論
  • 情報処理
  • 情報と社会
  • ネットワークリテラシ演習
2年
  • プログラム言語演習I
  • ネットワーク論
  • データベース論
  • プログラム言語演習II
3年 システムデザイン論
4年 経営情報システム論

2.その他の資格について

●簿記検定(日本商工会議所) 企業の経営状況を数字で見る

企業の経済的活動は、「簿記」という手法によって記録し、経営成績や財政状態という形で明らかにされます。企業の活動を内部で管理したり、また外部から企業を評価する場合、簿記会計の知識は必須と言えます。
日本商工会議所の簿記検定試験は、このような知識を身につけるなかで、多くの学習者が合格を目指して取り組んでいる資格です。通常、3級、2級、1級とレベルがあります。本学では、「経営会計研究会」というサークルで簿記検定試験の合格を目指し勉強会を行っているほか、検定試験前には3級・2級の対策講座、春休みや夏休みには1級受験者を対象に受験対策講座を開催したりしています。

詳しくは日本商工会議所のページをご覧ください。

●販売士(日本商工会議所)

販売士への道(日本商工会議所検定)-流通業で唯一の公的資格―
流通のグローバル化やIT化の進展、消費者ニーズの多様化など、小売業を取り巻く環境が急激に変化しています。「消費者のニーズは何か」「売上を伸ばすにはどうすればよいか」ということを探るために、企業はあらゆる手段を用いてその答えを模索しています。
こうした中で、「販売士」の資格は、流通業で唯一の公的資格として評価されています。受験者は、小売業のみならず、製造業、卸売業、サービス業などへの就職を目指し、販売に携わりたい学生に広がっています。資格は、1級(経営者)2級(販売管理者)3級(販売員)のレベルがあり、本学では「販売士研究会」のサークル活動の中で、チャレンジしています。

●ファイナンシャル・プランナー

ファイナンシャル・プランナーのことを、通称FPと言っています。このFPという言葉は、ファイナンシャル・プランナー(Financial Planner)とファイナンシャル・プランニング(Financial Planning)という二つの意味を持っています。
ファイナンシャル・プランニングとは、顧客の①家族構成、②収入と支出(収支)、③資産と負債(資産状況)などのデータをもとに、ライフプラン上の目標を達成するために、問題点の発見と解決策の構築を行い、専門家などの協力を得ながらその実行を援助することを言います。こうした業務を担当する専門家のことをファイナンシャル・プランナーと呼んでいます。
ファイナンシャル・プランナーの役割は、老後に対する不安や教育費・住宅費の増大などの社会情勢により一層高くなっています。特に終身雇用制度の崩壊や少子高齢化が進む中で、預貯金の金利収入が期待できない上に年金制度の崩壊危機が叫ばれて老後に不安を感じる人たちが増えています。したがって、わが国では自立した生活者を育成・支援することが課題となっています。
銀行・信託銀行・証券会社、不動産会社などの相談窓口に、ファイナンシャル・プランナーの資格を持った営業担当者が顧客の相談に対応しています。こうした職業で活躍したい学生は、在学中に資格取得を目指して勉強しています。この資格を取得するためには、専門学校や出版社が開設している受験対策講座や通信講座を受講する方法が一般的です。
わが国には、国家資格のFP技能士(3級、2級)と日本FP協会が認定するAFP、CFPという二種類のFP制度があります。CFPは、米国CFP BOARD(CFP資格認定委員会)と提携し、導入された国際ライセンスです。CFP認定者と同等に評価され、高いFP技能を職業倫理に裏づけされた権威ある資格として評価されています。

●秘書検定

●秘書検定
 秘書検定は秘書としての知識や資質についての検定ですが、その内容はビジネスマナーについての知識と資質に関する検定です.ビジネス文書の書き方から始まってビジネス上の慣習にいたるまで出題されるので、秘書を目指す人ばかりではなく、ビジネス社会で活躍するための常識を学びたい人に役立ちます。
>>検定試験の詳細は、(財)実務技能検定協会のページを見てください。

3.「環境プランナー」資格取得について

本学は、「環境プランナー」の資格取得に関する研修コース<基礎コース>を実施する「研修機関」として認定されており、在学中に指定の授業科目※の単位を修得することにより、「環境プランナー」の資格を取得することができます。

※ 環境エネルギー工学、環境関連法令など必修科目(7科目)の他、選択科目(5科目)から履修することができます。

環境プランニング学会ホームページ