高等学校情報科「情報Ⅰ」教員研修用教材の(一部)解説

公立諏訪東京理科大学では、情報工学のスムーズな高大接続を目的として標記教材について調査しました。

(教材はhttps://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/1416756.htmから)

その時、高校の先生方が教える上でもう少し詳細な説明があった方が教えやすいのではないかと感じました。そこで、このテキストを作成し公開することとしました。内容は、3章の一部と4章の一部の解説です。さらに発展的な内容について作成しました場合は別途公開します。

ファイルセットは、ホームページhttp://suwaedgeai.orgを開き、そこの高校情報をクリックしてダウンロードしてください。

主な内容は、

  1. Micro:bitの使い方(教材p108-110)
  2. Google colab(ネット上の無料のAI開発環境で多くのライブラリーが組み込まれています)を使ってPythonで作成したプログラム動かす方法と実例です。

ファイルセットに含まれる内容

  1. エディタMuのインストールとmicro:bitの使い方.pdf
  2. Google colabの使い方.pdf
  3. 教材で使用している各種Pythonプログラム等のセット
    一部、教材データの入手が困難なことがあり別のデータを使っています。そのため、内容的に同等のプログラムを作成している場合があります。
    (address.py(ネットで公開されているデータセットを使い郵便番号から住所を出力する), hakohigezu.py(教材p185), highscool.csv, highscool.py(教材p189), katamuki.py(教材p109), kumagaya.py, kumagaya.csv, (教材p185), maru.py(教材p108), pai_simulation.py(教材p139), randomwalk.py(教材p147))
  4. Python入門.pdf

プログラムの一覧

プログラム 内容 研修用教材該当ページ
address.py ネット上の公開されているデータセットを使い郵便番号から住所を見つけ出力する。 !pip install requestsはgoogle colabに組み込まれていない、ライブラリーrequestsをインストールしている。 ネット上のデータセットにアクセスする箇所の代替
hakohigezu.py 数学、国語のテスト結果を箱ひげ図で表示する。 p185の内容の代替
highscool.py highscool.csv 50m走と立ち幅跳びの相関を図示し、近似曲線と決定係数R2を求める。 p189の内容の代替
katamuki.py micro:bitの加速度センサーを使い、左右の傾きを検知してRまたはL(教材ではー)を表示する。 p109の内容の代替
kumagaya.py kumagaya.csv 熊谷市の最高気温を箱ひげ図で表示する。 p185の内容の代替
maru.py micro:bitに○を表示する。 p108の内容の代替
pai_simulation.py 乱数からπの値を求める。 p139の内容の代替
randomwalk.py 乱数を用いてランダムウォークをシミュレーションする。 p147の内容の代替