柳原 貴明助教 YANAGIHARA Takaaki

教員紹介

研究キーワード

ブロックチェーン

研究内容

2008年にSatoshi Nakamotoと名乗る集団または個人によってビットコインが提案されました。ビットコインを実現する技術の一部であるブロックチェーンという仕組みが注目を集めるようなりました。
イーサリアムの誕生から、誰でも努力次第で暗号資産が作れるようになり、2023年10月時点、イーサリアムが提供するERC-20規格(通貨発行企画)で発行される暗号資産は1000を超えていることから、暗号資産の多様化してきています。その多様化する暗号資産同士の交換を目的とした分散金融の需要が高まっています。分散金融を実現には、ブロックチェーンの情報を他のブロックチェーンから相互に読み書きが可能な性質である、ブロックチェーンの相互運用性(Interoperability)技術が重要とされ始めています。ブロックチェーンの増加ととも必要になるブロックチェーンの相互運用性に関する研究に取り組んでいます。

研究から広がる未来

近年、目覚ましい発展を遂げるブロックチェーン技術は、単なる仮想通貨の基盤にとどまらず、社会の様々な分野に革新をもたらす可能性を秘めています。ブロックチェーンの発展により個人がその気になれば自分マネー(暗号資産)を発行することができるようになり、図のような多くの暗号資産が誕生しました。 ブロックチェーン技術は、中央管理者を介さずに取引を可能にするため、従来のビジネスモデルを大きく変革する可能性を秘めています。例えば、分散型自律組織(DAO)などの新しい経済モデルや組織が誕生し、新たな価値創造の場を生み出す環境が用意されつつあります。DAOは投票システムやガバナンスモデルに適用することで、市民参加型の意思決定を促進し、社会全体の活性化に貢献することができます。 このようにアイデア次第で多岐にわたる分野での応用がすることができます。研究開発と実用化の進展により、私たちの生活や社会に大きな変革をもたらすことが期待されます。

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Takaaki Yanagihara (柳原 貴明)

工学部情報応用工学科

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