国際会議に出席しました
更新日: 2012年11月16日
現在、冷凍空調機器等に搭載されている冷媒は、地球温暖化係数が高いものがほとんどです。そこで、オゾン層を破壊せず、かつ、地球温暖化にも寄与しない、環境にやさしい新しい冷媒の開発と実用化が求められています。本学機械システム工学科須川研究室では、このようなテーマについて(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の受託を受けて研究を実施しています。
今回、その成果を発表するために、須川教授と今村助教が神戸で開催された国際シンポジウム”The International Symposium on New Refrigerants and Environmental Technology 2012″(環境と新冷媒に関する国際シンポジウム2012)に参加し、口頭発表を行ってきました。発表題目は”Evaluation of Fire Hazards of A2L Class Refrigerants”(A2L冷媒の火災危険性評価)です。A2L冷媒と呼ばれる新規冷媒候補の燃焼性について、アクリルプールを使った基礎的な実 験を行うとともに、暖房機器を使用した空間内で冷媒が漏えいした場合,冷媒が漏えいした空間内でライターを使用した場合、など、実際に起こりうる事故シナ リオに基づいた危険性評価を行いました。
場内撮影禁止のため、発表の風景はお見せできませんが、アリーナ席を埋め尽くした聴衆から、なかなかの反響でした。
発表タイトル |
Imamura, T., Sugawa, O., Miyashita, T., Kamiya, K. and Morimoto, T.: “Evaluation of Fire Hazards of A2L Class Refrigerants” |
会議名 |
The International Symposium on New Refrigerants and Environmental Technology 2012, Kobe, Japan |
発表日 |
2012年11月8日 |