『新しい生活様式』による学修・研究活動について
更新日: 2020年06月02日
全国での緊急事態宣言が解除されたことを受け、本学では6月8日(月)より登校授業(面接授業)の一部再開等、学修・研究活動に関わる大学の制限を緩和することとしております。
一方で、新型コロナウイルス感染症に関しては脅威が消え去ったわけではなく、私たち国民一人一人が『新しい生活様式』を意識して生活することで感染の拡大を防止することがとても重要です。
大学は元来の使命として教育・研究を推進するという役目を持っていますが、一方で大学が実施する学修・研究活動は感染拡大防止を意識した『新しい生活様式』に沿った活動である必要があります。
この活動には大学としての方針の決定だけではなく、教職員と学生のみなさん全員による協力があってこそできるものと考えます。
大学としての『新しい生活様式』による学修・研究活動の方針を以下のとおりとしますので、内容をご確認いただき、感染を防止するための各自の行動として実践してください。
1.日々の健康管理及び観察について
「対面授業開始に向けた健康管理について」(5月25日付S-CLASS掲示)でお知らせしているとおり、5月25日(月)から各自での健康チェックを実施してもらっています。
毎日の健康チェックにより自分の異変にいち早く気付ける状況であることがとても重要です。
風邪症状があるときは外出しない(登校もしない:公欠になります)、症状が長引くときや息苦しさ、高熱などの強い症状があるときはかかりつけ医や保健所に相談する、これらの判断をしっかりとできるようにするための健康チェックです。
なお、この健康チェック票は求められた際にすぐに提示できるよう、紙又はデータを常に持参してください(学内で発熱や風邪症状等があった場合には必ずチェック表の提示を求めます)。
また、感染が疑われる症状が出た際には教務・学生支援課に電話連絡してください。
※健康管理に関する情報は5月25日付S-CLASS掲示を確認してください(学内者のみ)。健康チェック表や感染症が疑われる場合の対応マニュアルが掲載されています。
2.入構制限について
大学内での感染を防止するために、以下内容での制限を徹底します。
(1)マスクを着用していない者の入構を禁止します
(2)風邪症状がある者の入構を禁止します
※発熱があった者については、各種薬剤の内服のない状態で、解熱(37.0度未満)が確認でき、それが48時間継続した状態になって入構可能となります
(3)入構者を把握するために、入構時に学生証の提示と出席端末による入構確認を実施します
なお、研究室での研究活動について指導教員から登校を指示されている学生と面接授業受講の学生に限り入構を認めます。
3.入構可能場所の制限等について
入構する者の状況をしっかりと確認するため、入構可能箇所を以下のとおり制限します。
(1)2号館1階出入口(セミナーハウス方面からの入構も可)
(2)6号館1階 警備員室前出入口
※以前の掲示で『4号館2階 地域連携プラザ側自動ドア』の開放をお知らせしましたが、入構者の状況把握が難しいことから、閉鎖します。
また、これら入構可能箇所において、当面の間、職員等が立ち、入構制限の徹底のためにサーモグラフィーによる入構者の体温及びマスク着用の確認を実施します。
4.教室の座席配置等について
座席数の3割程度を上限とした着席数として、教室内の身体的距離を確保します。
また、校舎に入構する全員がマスクを着用していることにより飛沫感染のリスクをある程度抑えられると考えていますが、より一層のリスク低減のため面接授業の際に教員がフェイスシールドを着用する場合もありますのでご承知おきください。
また、ウイルスがついた手で目・鼻・口に触れることで感染する接触感染については、各自の意識と手洗いの徹底が重要です。
5.教室の消毒と換気について
授業に使用する教室と遠隔授業を受講することができる教室の机については、少なくとも一日1回は消毒用エタノールと0.05%の次亜塩素酸ナトリウム消毒液による消毒を実施します。また、教室入口にアルコール消毒液を設置しますので、教室への出入りの際には必ず使用してください。
また、教室出入口は換気のために原則開放することとし、できる限り窓も開放します。
日によっては肌寒い日もありますので、服装による温度管理を各自で実施してください。
6.卒業研究等研究室での研究活動について
研究室での研究活動は指導教員が以下内容を管理した上で、学生の登校等を指示します。
(1)マスクの着用、手洗い・除菌の徹底
(2)体調管理(体調不良者は登校(入構)させない)
(3)身体的距離の確保(できるだけ2m(最低1m)の距離を確保)
(4)研究室のこまめな換気
特に、(3)の徹底のため、同時間内に研究室に入室する学生数が、研究室配属学生数の半数以下となるようにローテーション等を組むなどします。
なお、研究室内でこれらの内容が徹底されておらず、感染拡大の予防への配慮が不足していると考えられる場面を感じた場合には、総務課までご連絡ください。
7.通学に関するお願い
本学は通学時にバスを使用する学生が多いと考えています。実施する登校授業の履修者数に合わせ、バス運行台数の調整も実施しますが、バス利用者数は天候等により大きく変動するため、密集状態を絶対につくり出さない対応は難しいと考えています。
しかしながら、バス乗車時間は茅野駅から大学まで20分弱と比較的短時間です。
この時間において、乗車している学生全員が「マスクを着用」し、「おしゃべりをしない」ことにより、バス内での飛沫感染のリスクは大きく抑えられると考えます。
各自の感染症拡大予防への意識が重要となります。
なお、バス運行会社(アルピコ交通株式会社)においても感染症対策は実施されておりますが、大学として『乗務員のマスク着用』『バス内の換気』を徹底するようお願いしています。
また、徒歩や自転車により通学が可能な学生は、それらの手段の活用も検討してください。
8.図書館の利用について
大学の教育研究活動の維持のため、図書館を制限付きで開館します。
ただし、図書館の性質上、換気が十分にできる場所ではないため、以下内容の制限とします。
(1)館内への入場上限数を10名とします
(2)閲覧や学習は認めず、短時間の入館許可(30分間を上限)とします
(3)学内者のみの利用とします
9.学生食堂及び売店の利用に関するお願い
登校授業の一部再開にあわせ、学生食堂において昼食営業を行います。
ただし、メニューの種類(食数)や利用できる座席は新しい生活様式に沿った制限を実施します。
食券の券売機や配膳前も身体的距離の確保ができるよう、行列位置のガイドをマークしますが、通常以上に時間がかかる可能性がありますのでご承知おきください。
混雑時間を避けての利用や弁当の持参等も検討してください。なお、長時間の利用はできません。
10.欠席の取扱いについて
「【重要】登校授業の一部再開後の欠席等の扱いについて」(5月29日付S-CLASS掲示)において、本学における欠席の取扱いや手続きについてお知らせしています。
特に、新型コロナウイルス感染症については、感染してしまった場合はもちろん、感染症を疑われる症状がある場合にも出席停止となることから前述のとおり「公欠」となります。
また、基礎疾患等があることにより新型コロナウイルス感染症が重症化しやすいとされており、これらリスクが高い学生については、登校授業への参加について主治医等との相談により判断をしてください。
登校授業へ参加すべきでないと判断された場合には配慮申請書及び診断書等の提出により、配慮内容を検討いたします。
以上