年頭のご挨拶
更新日: 2023年01月01日
公立諏訪東京理科大学 学長 小越 澄雄
皆様、明けましておめでとうございます。
JPHACKS(ジャパンハックス)というコンペティションを聞いたことがありますか。2014年から開催されている学生を対象にした日本最大規模のハッカソンです。2022年は、全国から80校以上の大学と約400名の学生が、技術力、創造力、そしてチームワーク力を発揮し、成果を競い合いました。このJPHACKSで、本学の学生チームが賞をいただきました。2021年に続いての受賞です。
本学の主要な設置目的は、「自ら将来を開拓できる主体性の確立した人材を育成すること」です。この目的を達成するためには、従来の授業だけでは不十分と考えていました。そこで、主体的に参加するAIコンテスト等を開催してきました。参加者は年々増加しています。本学が主催するコンペティションだけでなく、世界的なデータサイエンスコンペティションであるKaggleに参加する学生もでてきました。JPHACKSでの受賞はその成果だと思います。
ブランドコンサルティング大手の米インターブランドが発表した2022年の世界で最もブランド価値が高い企業は、10年連続でアップルでした。アップルの価値の源泉は、「未来の」消費者の立場でものを考える、妥協をしないといった企業文化だと考えています。大学のブランド価値も、その文化にあると考えています。その意味で、今回のようにいろいろなことにャレンジする文化が育っていくことを大変喜んでいます。そして、このようにして成長した学生が社会で活躍するのを楽しみにしています。
どうぞ今年もよろしくお願い致します。