本学学生が製作した小惑星の3D模型が国立科学博物館に展示されます!

更新日: 2024年12月18日

本学学生が製作した小惑星の3D模型が、国立科学博物館の企画展で展示されることになりました。展示される3D模型は、小惑星「リュウグウ」および「ベヌー」の模型です。小惑星「リュウグウ」の模型は、「3D模型製作プロジェクト」で製作されたものです。

「3D模型製作プロジェクト」は、茅野市八ヶ岳総合博物館より「展示用の小惑星模型を作製してほしい」という依頼を受けて発足したもので、情報応用工学科1年の学生2名がメンバーとなって取り組みました。プロジェクトは2024年春から始まり、小惑星「リュウグウ」および「イトカワ」の3D模型の製作を行いました。製作した模型は、小惑星サンプルの実物とともに、2024年9月28日から10月14日まで茅野市八ヶ岳総合博物館で公開されました。

今回は、国立科学博物館における小惑星「イトカワ」、「リュウグウ」および「ベヌー」のサンプル展示に際し、「学生製作による3D模型を展示したい」との依頼を受けて実現したものです。プロジェクトで製作したリュウグウ模型に加え、新たにベヌー模型を製作しました。小惑星の模型はいずれも縮尺1/2000のスケールで、リュウグウは16個のパーツ、ベヌーは6個のパーツから構成されています。3D模型のデータを3DCADで分割・加工し、3Dプリンターで出力したパーツを組み合わせて製作しました。3Dプリンターの使用にあたっては、工学部 情報応用工学科 市川純章教授より指導やアドバイスを受けました。

 今回の展示は、世界で初めて3つの小惑星のサンプルが同時に一般公開される機会となります。皆さまもぜひ会場へ足をお運びください!

 

【展示概要】

展示場所:国立科学博物館(東京都台東区)

企画展:小惑星からのサンプルリターン-「はやぶさ」と「はやぶさ2」、そして「MMX」へ-

期間:2024年12月17日(火)~2025年1月13日(月・祝)

 

学生コメント:

・昔から星や宇宙に興味があり、今回博物館から大学への依頼ということで小惑星の模型作成に関わることができたことはとても嬉しく思っています。製作では、光の反射や小惑星表面の解像度を意識した積層の方法を工夫しました。プリンターの調子や設計に悩まされることもありましたが、楽しく活動を行うことができました! (須貝悠士・情報応用工学科1年)

 

・全く使用したことのないソフトを使用し、知識がほぼゼロの状態から制作を始めたため、エラーが何度も出たりうまくいかないことが多々ありました。今回自分はこのプロジェクトに大きく貢献できたとは言えないが、自分に必要なことは何か、自分はこれから何をしたら良いのか、という自分の課題を実感することができました。来年へ向けた新たな目標を考えるきっかけになったことが一番の経験値だと考えています。(池田怜央・情報応用工学科1年)