本学学生が電子情報通信学会・無線電力伝送研究会において若手激励賞を受賞しました
更新日: 2025年03月17日
電子情報通信学会・無線電力伝送研究会(WPT)において、JAXA(宇宙航空研究開発機構)で田中孝治先生のご指導のもと研究を行っている本学大学院修士課程1年の松友斗夢さんが研究成果を発表し、その内容に対して高い評価をいただき、若手激励賞を受賞しました。
論文タイトル: 100Wクラス無線送電システムの性能確認試験
受賞者:松友斗夢(本学大学院工学・マネジメント研究科 修士課程1年 大島研究室)
論文概要:
本論文では、次世代のエネルギー供給手段として注目される太陽発電衛星(SPS)の実現に向け、100Wクラスの無線送電システムを用いた性能評価実験を報告した。特に、衛星の軌道や姿勢が常に変動する環境下でも高精度でビーム制御を行うために、無線送電システムにはソフトウェア・レトロディレクティブ法を採用し、目標方向推定およびビーム制御の精度について明らかにした。また、これらの技術を組み合わせた追尾機能について、姿勢変動などに対する機能確認ができた。
受賞コメント:
この度はWPT研究会にて表彰いただき、大変光栄に思います。無線電力伝送技術は次世代エネルギー供給の中でも重要な役割を担うと考えており、今後も技術の発展に貢献できるよう研究を進めてまいります。本研究をサポートしてくださった共同研究機関の皆様、ならびに研究環境を提供してくださったすべての方々に心より感謝申し上げます。